LEONkei

レディ・プレイヤー1のLEONkeiのレビュー・感想・評価

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)
2.5
現実の世界は辛く息苦しいかもしれないが、だからと言ってヴァーチャルな世界に逃避しても何も変わらない。

頭の中でそれを理解しているはずなのに思考停止してしまうのは、既に現実を背を向けヴァーチャル脳に犯されている証拠だ。


ひと言で言えばスピルバーグらしい作品で大人ゴコロをクスグリそうなカルチャーを満載しているが、脈略もなくオモチャ箱をひっくり返したような雑な印象も同時に感じた。

ジャパニーズ・カルチャーも多頭され日本人としてはうれしいが、欧米人がどれほど理解して観ているのか逆に心配になる。

ジャパニーズ・カルチャーが世界でも支持されているとしても、仮に自分がまったく知らないキャラクターばかりだったらこの作品の興味と価値は一気に下がるだろう。

いわゆるマニアックなオタクのためのオタク映画で、スピルバーグが作った贅沢なB級娯楽映画と言ったところだろうか。


もし現実から離れたいと思うなら、それも仕方ないことだろう。

現実の世界は自分の幻想・妄想を描く楽園ではなく、残酷で辛く厳しい世界でもあるのだから。

疲れることもあるだろう…。

逃げ出したくなることもあるだろう…。

今の自分の果たすべき役割はオアシスへの案内人、そう〝RoseBud(薔薇のつぼみ)〟に徹する年齢になったと言うこと。

『市民ケーン』『シャイニング』を再び観ようかとも思ったが、『チャイルド・プレイ』ね〝チャッキー〟を観たくなった..★,