向日葵

レディ・プレイヤー1の向日葵のネタバレレビュー・内容・結末

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

監督
スティーヴン・スピルバーグ
出演者
タイ・シェリダン
オリヴィア・クック
ベン・メンデルソーン
T・J・ミラー
サイモン・ペグ
マーク・ライランス

面白かった!
予想以上に深かった!

2027年8月12日生まれの男の子が主人公
未来で人々は環境汚染や気候変動で
ゲーム上にリアルを求め生きるようになる。

2045年ゲームの世界オアシスを作り上げた創始者ジェームズハリデーが亡くなりイースターエッグを見つけ出したものに遺産を授与すると残す。

主人公もそのイースターエッグを探すエッグハンターとしてゲーム上で戦いをするのである。

そこまでは何となくあらすじで分かっていたけど...
彼は誰よりも創始者ジェームズハリデーを知ることに専念してジェームズハリデーが本当に伝えたかった事を解き明かしていく。

「過去から解き放たれよ」
「後ろに向かったて良いじゃないか」
「映画やゲームなどの "現実逃避" から得られる事もあるけど、"現実" でしか得られない事だってある。」
「この世界にルールは無い、ハリデーはルールを嫌っていた」

VRだったり最新技術が増えていく今の世の中で、未来の最高潮のゲームを作り上げたものの教えは今の私たちに考えさせられる言葉が多かった。
ゲームの世界では見せたい部分だけを見に纏い着飾り思うように動きまくれて死ぬことは無い。だからこそ後先考えず動くことが出来て好きな自分になれるかもしれない。リアルな自分は好きな自分じゃない部分も沢山あって、暗い、臆病、容姿だったり受け入れたくないところもある。でもそんな自分も含めて全て愛して包んであげることが出来るのはリアルな自分だけ。そしてダメな自分までも好きでいてくれて愛してくれる、本当に大切な友達や恋人を見つけることが出来るのもリアルな世界だけ。

ゲームの世界で娯楽を楽しむことも大切だけれど、臆病で模索しながら生きるリアルな世界も大切にして欲しい。

ジェームズハリデーはゲームプレイヤー(エッグハンター)にそのような事を伝えるため、エッグハンターを隠す場所として少し変わった試練を与えていた。
エッグの在処を
(カーレースで逆走したり)
(ゲームをクリアするのではなく模索し続けたり)
(彼女に勇気を振り絞って告白してみたり)
(そこ沼にあえて落ちることを選ばせたり)
(最後に友達と縁を切ることを選ばせるか試したり)
そんな試練。貸して主人公はエッグを、小さかったジェームズハリデーの部屋で見つけることが出来た。小さかったジェームズハリデーは暗く一人でゲームをしていた。。

映画館で見ることの出来るVRだったり、戦いのシーン。日本のガンダムの登場シーンだったりゴジラだったり...面白い要素が溢れていました。

また、顔に傷があり怯えていたサマンサや
オタクでパッとしないウェイドも
エンディングになるにあたって堂々としていて、アップのカットも多くなり「そんなに気にする事じゃなかった!」と何となく伝わる気がしました。

とりあえず映像に内容...全てにおいて最新な上に
本当に今のリアルな世界に生きる私たちに伝えたいことが詰まった映画だった
向日葵

向日葵