塔の守護者対黒衣の魔術師
少年ジェイクは毎晩の様に悪夢にうなされていた
謎の塔を破壊しようとする黒衣の男と偽の皮をまとった獣、それと戦うガンスリンガー
その夢が現実だと知った時、ジェイクは世界の命運を賭けた戦いに巻き込まれていく
スティーヴン・キングの長編小説の実写化作品
久しぶりに観ましたが、面白いけどやっぱりもったいなく感じました
原作読んでないので導入部だけなのか、物語をまとめちゃったのかは分かりませんが…
長編小説を90分の作品にしてるので、どうしても駆け足気味になっちゃいますね
勇敢な消防士の父を救助中の事故で亡くし、母の再婚相手には疎まれるジェイク
戦いの果てに父を黒衣の男に殺されたガンスリンガーのローランド
この2人が出会うことで擬似親子的な関係が築かれていくわけですが、これをもっと物語に活かせば良いのにとか思っちゃいますね
２つの世界を行き来するならそのギャップネタとかもできるのにそれも乏しい…
良い要素あるのに活かせてない印象です
痒いところに手の届かない歯痒さでした
しかし！！
世界のバランスを保つ塔
その崩壊を狙う黒衣の魔術師とその部下の獣達
アーサー王の末裔のガンスリンガー
エクスカリバーで作られた銃
特殊な力を秘めた少年
厨二心をくすぐりまくるこの設定が堪らない！！
ガンスリンガーはイドリス・エルバ、黒衣の男はマシュー・マコノヒーですよ！
カッコ良すぎでしょ！！！
さらにはガンスリンガーの妙技とも言えるガンアクションがにカッコいい
銃捌きは勿論のことアクロバティックさやトリックショットもありアクションは大満足！！
特にね！この作品リロードがめちゃくちゃカッコいいんですよ！
リボルバータイプの銃に流れる様に弾を装填したり、高速でシリンダーごと替えたり、空中の弾を装填したり本当好き！！もっと見せてほしい
アクションが良いだけに決着のあっさり感がこれまた勿体無い……
世界の命運を賭けた戦いと父親の重要さを感じる作品でした
グチグチ書いたけど私は好きだよ！
