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スティーヴン・キングの人気小説ダークタワーを映画化したダークファンタジー作品。
ニューヨーク。少年ジェイクは毎夜同じ夢にうなされていた。
巨大なタワー、拳銃使いの戦士、そして、魔術を操る黒衣の男……
ある日、この現実世界と夢で見た中間世界と呼ばれる異界が、時空を超えて繋がっている場所を発見する。
全ては実在したのだ……
『今、世界の均衡を保つ暗黒の塔が崩壊する……。』
多次元世界をテーマに描いた作品で、超能力や廃墟・キャラクター設定がユニークなのですが、主演の2人のイメージが過去作品からはあまり想像出来ないのでびっくりしてしまいましたよ。マシュー・マコノヒーの超能力を使う時の手捌きと動きにクスリと笑い、イドリス・エルバのリボルバー銃への装填に萌え、意外性がある演出だけでお腹いっぱいです。スティーヴン・キング作品の集大成として、彼の他作品の要素が所々に見られますが関係性を紐解きながら相互に観るのも楽しみのひとつでしょうね。原作を知っている方にとっては物足りない出来かもしれませんが、なかなか面白かったですよ。原作の忠実な再現ではなく、設定を基本とした映画オリジナルの作品なので、ドラマシリーズで忠実に再現するとかなり良くなりそうな感じがした作品でした。