以前も楽しめた「セトウツミ」を再鑑賞してみた。最近は時間の余裕も、さほど無くサクッと楽しめる内容なので本作をチョイス。それに「まほろ」の大森立嗣監督と言うのも一つの要因でもあるのよねん。
原作漫画は未読だが、やはり本作はシンプルに面白い。邦画でワンシチュエーションムービーがお気軽に堪能出来るのも良いね。
それに、ワンシチュエーションものとなると…サスペンス的なジャンルってなのが定石なのだが、ほのぼのお喋りムービーと言うギャップもいい感じ。ただ、喋っているだけなのに何でこんなにも引きずり込まれていくんやろね。
個人的なコトだがバリバリ関西弁メインなのもポイント大きい感じ。べしゃり主体の作品であり普段と違和感無ない台詞回しが素敵であった。
そんなこんなで、気になる台詞は“神妙な面持ち”と“おかんの犯行声明文メール”…辺りかな。不意にツボを突かれた感じでもあった。
特に何てコトない内容にも思えるのだが会話の妙だけで成立させている凄みが本作にはあるのだ。思いっきりどうでもいい余談なのだが私も神妙な面持ちでレビューしてみた。
