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ベイビー・ドライバーの特売小説のレビュー・感想・評価

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)
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リュック・ベッソン映画から出張してきたみたいな自称サイコパスの口だけ番長とか要らねんだよ、どうせ後先考えずトリガー引いて高笑いが関の山だろ、とか。

後半に訪れると予想されるある展開でグッドガイな一面見せて口角持ち上げながら死ぬやつだこれ絶対、とか。

伏線から読み取れるそうした既定路線から大きく逸れてゆく後半の、予断を許さない展開がこれぞ映画という興奮を覚えさせてくれましたよね。

背景からはみ出さず、リアルな街の風景としてしっかり機能していながらそれらが音楽に加担する瞬間の快楽、ミュージカルみ溢れるシークエンスの殊に、あたいはタイトルバックが実に70年代ぽくて気に入っちゃいましたよね。

いわゆる楽しくて面白くて語彙の底が抜けた状態、感想としてはただこの一言、最高、と。
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