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ベイビー・ドライバーのじょうパンのレビュー・感想・評価

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)
3.8
気になっていた映画の一つなので遂に観賞出来ました。音楽と映像を掛け合わせた感じの作品でセリフはあるけど、別にいらなくても成立するじゃないかと思わせられるくらい音楽と映像が良かった作品でした。こんな映画もあるんだなと思いました。

◻️脚本
ドクにお金を返済するために犯罪ドライバーになっているという経緯も分かったし、主人公のベイビーの身に起こった事を葛藤として描いていてただ音楽好きなのではなく、イヤホンをして音楽を聞かないと怖くなるというきちんとした理由があったのでイヤホンをずっとつけているというのは気にせずに観れたので良かった。
他に良かったのはジョンハムがあれだけ良くしてくれたのに最後は敵になってしまうという展開が面白かった。
少しあんまりだと思った部分です。
逆にジョンハムがラスボスという立場なら作品の中でボスだったドクのキャルクターが中盤までは良かったんですが、ベイビーにテープを返すように言われて最初は断ったのにデボラが一緒にいるのを観ると許して、最終的には「逃げろ」と言ったのがイマイチでした。散々序盤で失敗した仲間を殺すよう指示してたり、ベイビーを脅してドライバーとして働くように戻るように言ったりしてたのに、なんかあっさりというか「恋愛やったら許せんの?」と思いました。ドクというキャラクターを最終的に良いように見せたいのかもしれないけど、借金完済したのにまたドライバーとして戻るように言ってる姿を見てしまった時点であまり好きにはなれなかったです。甥っ子は面白かった。
またラストは個人的に捕まったシーンで終わっても良かったかなと思いました。でも釈放されて幸せになるという展開もあまり見ないから良かったです。
あとはベイビーが音楽を好きな理由とかは理解できましたが、なぜあんなにドライビングテクニックが凄いのかを描いて欲しかったです。

◻️映像&編集
案外カーチェイスのシーンは少なかったです。でもあのカーチェイスシーンを観ると圧倒されるし、編集でかなりカットを割っていたので撮影も大変だったと思うと仕方ないのかなと思いました。
編集も音楽と組み合わせて音ハメみたいにしてて相当大変だろうなと思いました。観てる方はノリノリになりながら観れました。

◻️まとめ
序盤は物凄く面白かったけど、結末とかがゴリ押し感があったのでめっちゃではないですが楽しめる作品でした。
音楽とか車が好きな人は絶対見たら楽しめると思います。
あとワイルドスピードに出てるキャラより多分ベイビーの方が上手いやろなと思いました。なんならワイルドスピード出て欲しい🚗🎧
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