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バービーのガクのレビュー・感想・評価

バービー(2023年製作の映画)
3.6
モノリスのごとく現れたバービーが、それまでの人形遊びを刷新した。赤ん坊を世話するおままごとから、理想像を作るおままごとへと変わって行った。しかしそれは一般的な白人女性にとっての理想像でしかなかった。しかしよくみてみると白人女性の中にも多様性がある。白人女性以外もそれぞれ多様性がある。と言うことで、憧れの女性像の価値観がSNSの出現などどでより一層表面化されて来たのが今の時代だよ、と言うことをグレタ・ガーウィングが教えてくれた。なので日本に住む自分からするとそうなんだ、という感想がメインになる映画だった。

イエローブリックロードならぬピンクブリックロードを『エルフ 〜サンタの国からやってきた〜』っぽく移動するウィル・ファレルとか、留学の経験からなんとなくここ見たことあるなあと思わせるLAの景色とか、視覚的には楽しかった。バービーを20代ではないマーゴット・ロビーが演じていたのも物語に説得性が増すので良かった。(その他ケン達も。)

それでも、北米でワーナー史上No. 1の興収になったのが謎。ピンクの塗料に騙されてるとしか思えへん。笑
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