公開前から(特に日本国内だけですが)、プロモーションの仕方を間違えて集客を落としてしまった感の否めない本作ですが、どうやら面白いという噂を聞きつけ、そして劇場割引券の期限と時間的に観られる作品が本作しかなかったということもあり鑑賞することに。
TVやSNSでの宣伝通りにバービー人形が、人形の世界を飛び出して人間の世界に旅するところから始まるのですが、思いの外メタ的な要素が強くて、ポップカルチャーを題材にしたサブカルチャーな作品でしたね。
個人的にはそのメタな部分がいい意味で想像を裏切ってくれたので観て良かったです。
他の題材でこのストーリーなら「まぁ、よくあるかな」で終わるところを誰もが聞いてみたことのある人形をモチーフにすることで、ここまで昇華させるのは流石ですね。
エンタメとしていい作品でした。
あと、何よりライアン・ゴズリングの歌唱力と肉体美の無駄遣いが素晴らしかったです。
