劇中歌が本当に優秀。よくぞこんなにレベル高いタイアップ曲ばかり集まるもんだなぁと感心。
はじめはマーゴット・ロビーは今作も完璧な美しさで最高、これこそバービー！と思っていたけど、だんだんとライアン・ゴズリングこそ最高かよ！ってなる。
それもこれも、クレジット見て気づいたけどマーク・ロンソンが書いてる曲がチラホラ。「I'm Just Ken」はライアン・ゴズリングのキャスティングしか正解がない気がする。
と、音楽ベタ褒めだけど、肝心の本編も良かった。時代にあわせてアップデートされる価値観とともに女ってちょうど良いバランスとるのキツイんだよチキショー！と小梅太夫が出てきそうな怒り心頭のシーンは痛快だったし、胸がスッとした。
監督グレタ・ガーウィグと脚本ノア・バームバッグのリアルなパートナー2人が子育てをしていて感じたことなのか、辛い現実と同時に人生の煌めきや希望のメッセージも受け取れて前向きな気持ちになれました。
あと相変わらず、最後は結婚してハッピーエンディング……のような女性の幸せの描き方はマジ間違ってるからな？と言わんばかりのグレタ・ガーウィグ節だったのも好き。
