毎日が最高の日々。変化のないはずのバービーにふとあることが脳裏に浮かび異変が体にも現れーー。
バービーに憧れる子供時代は短い。
何にでもなれる自分。何者でもない自分。
大人になるとあらゆる制約の中で生きることに必死になる。
やりたい職業に就き、美しく輝いているはずだった自分とは違う大人の自分。
でも心の奥底には未来に期待していたあの頃の想いがある。
予想とはかなり違う作品だったけど、素直に刺さりました。
産みの親であるルースとバービーの関係もすきだった。
これから大人への一歩を進む子供を送り出す親心。
すでに大人になってしまったけれど最期まで子供の頃の自分を忘れずに幸せになって欲しいと願うバービーの気持ち。
バービーで遊んでいたあの頃。
未来は希望に満ちていた。
一度きりの人生を謳歌しようと前向きな気持ちにさせてくれる作品でした。