爆睡

バービーの爆睡のネタバレレビュー・内容・結末

バービー(2023年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

バービーが日本で炎上したのは、SNS(交流サイト)の米公式アカウントが原爆投下を連想させる画像に好意的に返信をして、日本で批判を浴びたから。
オッペンハイマーがアメリカなど多くのところで同日公開したから。

原爆に対する解釈の違いを改めて知るよね。広島の原爆資料館は一度は行くべき。


作品自体はバービー、バービーランド、そして人間社会を極限まで客観視したが故に無茶苦茶面白かった。
マテル社の描き方も、わかりやすいから笑うしかない。女の子向け商品を作っているのは、「決めつけた女の子」を作るジジイども。


マテル社の歴史を振り返りながら見る映画。 
バービーは女の子のための人形で、女の子のエンパワメントを図りながら妙にフェミニズムに否定的。
そもそも男性社会であることがあたり前である設定なのだから仕方がないけど。

バービーがStereotypicalな美しいバービーじゃなくてもいいと気がついてから、歩き方も表情もどんどん「人間らしく」なる。マーゴットロビーすごい。


ノーベル賞受賞しなくても、作家じゃなくても、宇宙飛行士じゃなくても大統領じゃなくてもいい。何者かになることでしか、というか男性と同じ仕事に就ける事でしか男女平等社会が考えられないのなら、早く男も妊娠できるようにしろよ。
「平等とは何か」をよく考えさせる映画でもある。

とにかく面白い。映画館で見れなかったから、配信で見たけど、サントラはずっと聴いてた。贅沢なアーティストだしケンの曲をサムスミスが歌うことにナイスチョイス!と思う。

サムスミス大好き。



何回も見たい。
爆睡

爆睡