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ヒッチコック/トリュフォーのmのレビュー・感想・評価

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名著「映画術 ヒッチコック・トリュフォー」を分かりやすくまとめた入門編。ヒッチコックを知らない今の観客の為に錚々たる監督陣も登場して補足してくれたり、また別のアングルをもたらしてくれる。これで興味を持った方はヒッチコック映画を観て本を読んでね、という若い世代の為の作品。日本でもペーパーバック版みたいな普及版出ないかな。

みんな大好き「めまい」がやっぱり大フィーチャーされる。「めまい」を扱う以上避けられないヒッチコックの危ない性癖にもしっかり触れているのは偉い。「サイコ」も勿論大フィーチャー。フィンチャーが主演女優を褒めてたのがなんか嬉しい。
2人の後日談は切ない。

ヒッチコックの映画話術から分かる映画作りの大事な事は今でも全く古びない。映画関係者必修科目。
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