とても興味深い作品だった
ヒッチコックは高校の頃から好きで、そんなにたくさん観ているわけではないけど時々まだ観てない作品に手をつけている
今年だと北北西に進路を取れとロープかな
彼の作品に対する自分のイメージは一般的なものと同じで、サスペンスの帝王と呼ばれるだけあり現代にも爪痕を残す撮影手法や脚本のアイデアに溢れ、芸術性よりは娯楽性に偏ったものだと思ってた
トリュフォーももちろん知っているけど恥ずかしながら未だ一作も手をつけていない
こちらは芸術性の高いイメージ
そんな二人の熱のこもった対談を軸に現代の監督たちがそのヒッチコックの凄さについて語ってくれる今作
最も大きな発見はヒッチコック作品の芸術性の面について
先ほどのようにエンタメ性が好きで観ていたんだけど、実は芸術性にも富んでいることを教えられ大変勉強になった
具体的な撮影手法や演出効果にもたくさん触れていて、あの部分そっかそういうことか!っていう驚きもあったり
映画を主観的に捉えるだけじゃなく、俯瞰的に見る上で最近もやもやしていた部分にもドンピシャハマる部分があり良い時期に観れたかもしれない
中心はヒッチコックだけどトリュフォーの純粋な熱意もすごい伝わってきて、なんだか可愛かった
語りで出演していた監督に知らない人もいたのでそちらと合わせてチェックしてみよっと