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アイリッシュマンのNaPiのレビュー・感想・評価

アイリッシュマン(2019年製作の映画)
3.9
11月の鑑賞記録

数回に分けて鑑賞。長かった…


引退状態のジョー・ペシを説得し実現した
デニーロ、アルパチーノとの豪華共演。

高額な製作費に撤退するスポンサー、
そんな中手を差し伸べてくれたNetflixの協力のもと、劇場は諦めるもオンラインという形で完成。製作費は173億円にのぼった。


平凡なトラック運転手フランク・シーラン(ロバート・デ・ニーロ)は、
マフィアのボス、ラッセル・バファリーノ(ジョー・ペシ)に気に入られ、
殺しを請け負うようになる。

全米トラック運転手組合委員長のジミー・ホッファ(アル・パチーノ)の右腕となり、時には衝突しつつ互いに敬い合い、共に奮闘する。

組織や組合からの信頼もあつく、
一目置かれる重鎮となったシーラン。
彼は既に殺しのプロであった。
アイリッシュマンである。



裏社会の男たちの人生を「切り取る」のではなく、末路まで容赦なく描いたスコセッシ監督の超大作。

お金と欲望と暴力にまみれた罪深い男たちに、「穏やかな老後」など待っているはずもなく

一時的にどんな勢力や権力を誇っていたとしても、結局のところほぼ例外なく収監されるか、殺されるか、あるいは収監された後に殺されていく。

そして、たまたま生き残ってしまったシーランは、家族からも見捨てられ、後悔と罪の意識に苛まれてただ死を待っているのである。

参考
https://www.google.com/amp/s/movie.walkerplus.com/news/article/215596/amp/
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