たむたむ

ノクターナル・アニマルズのたむたむのレビュー・感想・評価

ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)
3.7
「それは愛なのか、復讐なのか。」

世界的ファッションデザイナー、トム・フォードがオースティン・ライトによる小説『ミステリ原稿』を脚色した、監督第2作めとなるヒューマンサスペンス。アマプラ見放題終了間近にて鑑賞。

生活に空虚さを覚えるアートギャラリーオーナーを務めるスーザンのもとに、小説家志望だった元夫エドワードから原稿が届く。その衝撃的な内容に、彼女は心を揺さぶられていく。

うーん!大人な映画だ。。( ¤̴̶̷̤́ ‧̫̮ ¤̴̶̷̤̀ ) ✧さすがファッション業界の重鎮が撮っただけあり、磨き抜かれているなぁ…というのが率直な感想。キャスト陣のファッションやメイクは勿論のこと、インテリアや美術品、照明や構図、色彩感覚に至るまで、センスの塊のよう。

物語は、元夫が書き上げた小説世界が映像となり、スーザンの実生活と交錯しながら展開していきます。小説の中の主人公・トニーを演じているのもエドワード役のジェイクなので、混乱するかも。

虚構を生きたい男と、現実を生きたい女。
エドワードから贈られた原稿の真意は、罪の意識からの「解放」および「赦し」なのかな…と私は解釈しましたが、ラストは観た人によって異なる印象を持つはず。個人的に本作の余韻は、なかなか沁み入るものがありました( ˘-˘ )

オープニングのインパクトが衝撃的すぎるw
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