ノクターナル・アニマルズのもりのネタバレレビュー・内容・結末

満たされない日々を送るスーザンのもとに、元夫エドワードの描いた小説が送られる。
スーザンと別れた頃のエドワードの気持ちと、彼の描いた悲惨なストーリーがリンクしていて、話が進むごとにそれが分かってくるところが辛い。
物語では妻と娘がレイプされて殺されるが、現実ではスーザンは現夫に取られ、エドワードとの間にできた子供はおろしている。繊細な元夫にとってそれは大切な人をレイプ殺人されることと同じくらいの苦しみだったのだろうけど、スーザンは多分その小説が彼の辛い気持ちを表しているものだとも、その小説の内容ほど彼が今も傷ついていると気づけていないから、ただただ絶賛している。
最後のシーンではエドワードに予定を決めていいと言われて、カップル同士で行くような良い雰囲気を選んでお店でおしゃれをして行くが、待てど暮らせど彼は来ない。
スーザンは彼が何で来なかったのか気づくことはできるんだろうか。