DZ015

ノクターナル・アニマルズのDZ015のレビュー・感想・評価

ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)
3.8
アートギャラリーの経営者スーザン(エイミー・アダムス)に元夫エドワード(ジェイク・ギレンホール)から届けられた一遍の小説。徐々に侵食されるスーザン。

ヒッチコックの重厚感にデヴィッド・リンチの倒錯感を掛け合わせたような雰囲気がたまらない。ほとんどが元夫エドワードから届いた「夜の獣たち」という小説の劇中劇というかたちでスリリングに物語は進むが、それが全体の暗喩にもなっているという複雑な作り。監督の手すら離れさまざまな解釈を許すようなラストも含め、異様なテンションに満ちた傑作。
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