ソウル

ノクターナル・アニマルズのソウルのレビュー・感想・評価

ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)
3.8
まずオープニングで度肝抜かれる。間違いなく。
不思議なのが、スタイルのいい女性が踊ってたらそれほどの違和感を感じないであろうに、太った女性が踊るだけで少し狂気じみて見えてしまう。先入観というか、潜在意識というか、見慣れないものには自然と拒絶反応を起こす、失礼だけれどそれが人間なんだ。

何はともあれ、この作品秀作。
終始ゾクゾク感を味わったのは久しぶりだ。耳元で囁かれてるようなゾクゾク感。
本の物語に特別特徴があるわけではない、それもそのはず、現実に存在する人物を皮肉るような、誰かに訴えかけるような内容なのだ。フィクションであり、ノンフィクション。

役者は個人的に、アーロンテイラージョンソンに拍手を贈りたいです。目だけで演技できちゃうんですかこの人は!!

ラスト、これは"復讐"だったのか
と思うはず。劇中に出てきたリベンジが頭をよぎる。
けれど復讐だけではない、彼女に何かを気づかせたかったのだろう。

これは人それぞれ色んな考察が生まれますね!

この監督時間表現が巧みだったな。
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