Primrosehill

ノクターナル・アニマルズのPrimrosehillのレビュー・感想・評価

ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)
4.0
オープニングが強烈すぎて覚悟して本編に臨んだ!ストーリーは小説の内容と現実と過去を行ったりきたり。
赤がアクセントのお洒落な映像だが全体的に冷たさが感じられる。
「弱さ」が全体を通してキーワードになっている。
良好な関係の時には「弱さ」も優しさ、繊細さと受け止められていたはずなのに。
ラストは「二度とは戻れないんだ」の言葉通り。
見終わったあとも数時間この映画のことを考えてしまうほどあとを引く。
レビューを編集して評価もアップ。
小説の中では二人を守れなかったことのみならず、高慢な妻への報いも込められていたのだろうか?などいろいろ考えてしまう。
そして復讐を遂げて終わった小説通り、彼女にへの思いは断ち切れたのだろう。
自分の力を信じてスーザンからインスパイアされた渾身の作品を書ききり、復讐をも遂げた彼はとても強かった。

2020年 100本目
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