片腕マシンボーイ

ワイルドグリズリーの片腕マシンボーイのレビュー・感想・評価

ワイルドグリズリー(2000年製作の映画)
3.8
これからクマコロ映画を撮ろうって君達は是非本作を参考にすると良い
クマコロ映画とはこうあるべきだ、ってのんが全てつまってます!

田舎に引っ越してきた都会育ちの少年、ひょんなことから子グマの世話をするアルバイトをすることになるのだが、親グマが逃げ出しちゃって大変な騒ぎに
親クマを無事に保護する事ができるのか?そして、このクマ騒動の裏に蠢く陰謀とは?って話

クマコロめちゃ可愛いかんな!ぺろぺろ
もちろん本作には本物のクマコロが出演
「やっぱり内臓が美味ガウ」つって人間の腸喰い漁る親クマコロのつぶらな瞳もキュートやし
「おかあちゃんに何するんや!」言うてハンターの足にガブリと食いつくヤンチャな子クマコロの可愛らしさたるや…

しかも本作、数ある糞みたいなクマコロ映画と違い、クマコロがコワ可愛いんはもちろんながら、少年の成長や家族の絆(人もクマも)、そしてワクワクの冒険や、勧善懲悪のドラマまで描かれ、しっかりと楽しめる良作
家族で観るにはちょいと血と内臓が過剰だが、感動できる素晴らしい作品なんでクマコロ好きなみんな、是非観てくれよな!

仁王立ちするクマコロに、コロコロ転がる子クマコロ
さらに可愛いのはクマコロだけではない!
都会育ちで田舎に馴染めない主人公と仲良くなるヒロインもなかなか可愛らしくてですな(外人女をめったに誉めないマシンボーイが言うから間違いない)、何よりきょにうの存在感がクマコロのもふもふのお尻の存在感に匹敵する素晴らしさでしたね(けしてきょにう好きではないマシンボーイが言うから間違いない)

さらに!悪役にはみんな大好きボールドウィン兄弟の次男ダニエル・ボールドウィンが!いやさか!いやさか!
みんなボールドウィンの名前を見ただけでよだれボタボタすんのやめなさい!
ボールドウィン兄弟の中でもB級作品に特化したダニエルが、本作では鼻持ちならないイヤ〜な悪役演じてますよ!きっとダニエルも「なに?クマ映画だって?きっと俺の得意なポンコツ映画に違いない、よし!出よう!」って出演決めたに違いないよなぁ!まさかの良作!ゲラゲラ
どや?観たなったやろ?

まぁ、そんな良いことづくめな本作ですが、直接描写は無いものの、ワンコロがキャンなるんだけは改変求めます!ぷんすか!ほんとワンコロ可哀想なんマヂで悲しい…スンスン
逆にラストシーンは最高過ぎて、オラ感動の涙をポロポロ流れるままに、近所を全裸で駆け巡ったぞ!クマコロわっしょい!クマコロわっしょい!いやさか!いやさか!

ポンコツ映画にしか見えない詐欺ジャケながら、平均スコア底上げ対象作品認定の本作
クマコロVSきょにう、ひと夏の冒険とボーイ・ミーツ・ガール、そして血も涙もないダニエル・ボールドウィンの悪役っぷりを見たい方は…是非観れ!