じょせ

ストーンウォールのじょせのレビュー・感想・評価

ストーンウォール(2015年製作の映画)
4.0
ゲイ解放に向けた ストーンウォールの反乱 を史実に基づいて再現したストーリー。LGBT映画はよく見るが、その迫害の歴史に焦点を当てた映画は実は初めて。

主人公が架空であったりホワイトウォッシュされてたり、トランスジェンダーが描かれていないことに対する不満は、デリケートにすべきトピックだったこともわかるし、異性愛者から見た同性愛者の像が写し出されているのでは?、という怒りもわかるが、
この映画がLGBTについて深く知らない異性愛者に向けて作られたものだとするならば、私はこれでよかったんじゃないかな?と思った。映画はニュースではないし。当事者じゃないからなんとも言えない しかしゲイの方だったらものすごく腹が立ったと思う


主人公をスクリーンでわかりやすくはぐれ者にするために、ああいった白人青年にしたんかな、と思った。全体的に薄暗いスクリーンにとても映えてた。

彼が心を開いていく様子、ゲイである自分たちに対する様々な見解を聞き、自分たちは本当にはぐれ者か?普通じゃないのか?と自問自答を続け、あっちへこっちへフラフラし続ける。そしてその結果、自分たちの権利のために戦う決断をするまでの流れはすごくわかりやすかったし、彼の支えとなっていた魅力的な存在のレイを「姉」と形容するシーンもとても好きだった。恋愛を超えた深い愛でずっと結ばれてますようにと思った。
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