あつぼう

大いなる陰謀のあつぼうのレビュー・感想・評価

大いなる陰謀(2007年製作の映画)
2.3
トム・クルーズ、メリル・ストリープ、そして7年ぶりにメガホンを執ったロバート・レッドフォードのオールスター競演が実現した社会派ドラマ。これだけの豪華キャストやからかなり期待してけど、正直イマイチかな。
映画を観たら陰謀というよりも策略って方がまだマシかな。陰謀ならもっと深く掘り下げないと軽すぎました。
トム・クルーズとメリル・ストリープの話、レッド・フォードの話、そしてマイケル・ペーニャの話が同時展開されてるのですが、どれもが中途半端に思えて消化不要。
アフガニスタンへの兵士に志願する若者の話はアメリカを象徴してました。どれだけの恩恵を得られるとしても今のアメリカの若者の中で志願する人は少なくなってきてるんでしょうね。志願した2人を変わり者のような目で見たりバカにしたように質問をしたりって今のアメリカを描いてるのかな。
平和ボケしてる日本人には志願する気持ちって理解出来ない部分もあるけど、愛する人を守りたいって気持ちや愛国心が彼らの心の奥底にあるんでしょうね。それとは反対に自分の地位だけを考える政治家のせいで、アメリカの有望な若者達が戦争で犠牲になってるのも事実です。
戦争に犠牲はつきものって言ってる政治家は自分が犠牲になればいいとも解釈できるな。
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