もっちりん

カノンのもっちりんのレビュー・感想・評価

カノン(2016年製作の映画)
3.0
祖母の遺言で死んだと聞かされていた母が生きていることを知る三姉妹。母がいる養護施設を訪ねるも、そこにはアルコール依存による認知症を患った母の姿が…という感じで始まるストーリー。

子供の前から消え、アルコール依存となった母がどのような人生を送っていたのか、その軌跡と三姉妹を描いた作品なんですが…内容自体は分かりやすく大きな捻りもありません。それを退屈と感じてしまうかどうかで評価が大きく異なっている気もします。

タイトル通り「カノン」、正しくは「パッヘルベルのカノン」(皆さんにはお馴染み「サラリーマン山崎シゲル」で流れている曲)が映画を構成する1つの要素となってますが、この曲は本当にいい曲ですね〜。嫌な気持ちがサラサラと流れて行く感じ。

演技ではアル中、認知症を演じた鈴木保奈美が熱演してました。モブキャラに演技が微妙な人はいましたが、全体的には気になるものではありませんでした。本作を観て普通に泣ける人もいると思います。

ただ、世の中の評価を見ると賛否がハッキリ分かれている作品ですね…。個人的には「本当に普通」という評価なんですが、逆にこういう評価のほうが少ないのかな…。
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