キサマ

レディ・バードのキサマのレビュー・感想・評価

レディ・バード(2017年製作の映画)
3.0
思春期の愚かだが、甘く苦くそして辛い話

親への反抗、初めての体の関係、恋愛、そして絶望。誰もが通るものを題材にしているので感情がわかりやすかった。
いきなり車の中で進学先の学校のことから母親との喧嘩から始まるのだが、主人公である娘がいきなり車を飛び降りるのはびっくりした。だが、このことから喧嘩するのは珍しくなく、この子にとって進学先の学校をかなり重要視しているのがわかる。
日本では父親と仲が悪くなるというのは良くあるが、この映画では父親とは仲は良く、同性である母親と仲が悪いのも面白いなと思った。
恋愛や初めての体の関係などを経て、色々な人と出会うが全部が全部いい出会いではない。だがその良くない出会いを経ていい出会いがあることもある。
だがそうした、経験を経て大人になっていくのかなと思う。
また、一人で家を出て生きていくと、より家族って素敵だなと実感する。どれだけ仲が悪くても家族は結局家族なのだ。
キサマ

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