キサマ

君たちはどう生きるかのキサマのネタバレレビュー・内容・結末

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

あまり広告もされていなかった様だが、自分でも上映前の情報を調べない様にしていた。だが、本を持っていて半分ぐらいまで読んでいる状況だった。
半分ぐらいまで読んだので、ある程度あらすじはわかっている状態での鑑賞だったが、本とは全く別物の作品だった。

この作品について、世間はわからないとよく耳にするが、自分はわからなくて当たり前だと思った。
なぜなら、天才が作っているからだ。
むしろ、1回観たぐらいで理解できると思う方がおこがましいと思う。
監督が、ここの場面はこういう事を思って、この様な描写にしていると丁寧に説明してくれれば面白い作品、良い作品なのだろうか。
自分はそうは思わない。
marvelなどのように、単純明快な映画も自分は好きだ。だが、この映画の様に、監督はなぜこう描いた?と色々考えさせられる映画も面白いと思う。
こういう映画は時間が経ちもう一度見た時や、監督インタビューの時などにフッと出るワードなどが作品を紐解くヒントになったりする面白さもあると思う。

ここまで作品について触れていないが感想としては、自分もほとんどわからなかった。だがもう何回か観たいと思えた。それに、本が半分までしか読めていないので、本を読み切ってから観たい。
また、作り手が一緒なのだから当たり前かもしれないが、作中に他のジブリ作品の色を感じる事ができ、他のジブリ作品も見返したくなった。
だが、それ以上に長編作品は作らないと言っていたスタジオジブリの、宮崎駿監督の新作を劇場で観れたという事だけで、感謝でしか無いと自分は思った。
キサマ

キサマ