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レディ・バードのitoのネタバレレビュー・内容・結末

レディ・バード(2017年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

なんだか心地いい。久しぶりに見たけどやっぱり好きだなぁ!!
サクラメントという閉鎖的に感じる街で育ったレディ・バード、上手く言えないけどきっとそういう狭苦しい場所にいる自分が嫌で名前もこう名乗ってたのかなーなんて。
絶賛思春期!な彼女が恋や友情、母親との衝突を通して徐々に成長していく物語。本当に大切にしたい人がいるはずなのに自分らしくもないことを背伸びしてやってみちゃう。いわゆる一軍女子に媚び売って、一緒に過ごして、友達になったつもりで今までの自分とは違う立ち位置にいる、そんな自分に酔ってたんだろうな。彼女の恋愛は…なかなか上手くいかないね。。
友情も、目先のことだけ気にして、自分のことだけ考えて自我が強いなほんとに笑 最後のプロムのシーンもおうちのシーンも橋でのシーンも全部大好き!!自分が大切にしたいものに気づけた瞬間、素敵なシーンでした。
お母さんとの衝突はそうなっちゃう気持ちも分かります。。2人ともほんとに自我が強くて自分の非を認めたがらないから仲直りもできなかった。不器用な母娘だなぁ。直接は言えないけどお互いに大切で大好きで、心配しなくてもいいくらい心の奥では愛してる。母親って大切にしてくれてるからこそあの態度が出るし娘には幸せになって欲しいから色々言っちゃうんだろうね。私も思い当たる節あります、、。最後のお手紙、たくさんたくさん悩んで、でも渡せなくて色んなお母さんの思いが詰まった手紙がクリスティンにわたって良かったです。とりあえず仲直り出来たかな!!次はお母さん助手席に乗せてドライブできるといいね!!

そしてなんと言ってもシャラメだよね!欠かせないよねぇ。ド屑男なんだけどどこか憎めない。かっこよすぎるんだよな!いつも曖昧に濁して色んな女の子と関係持ってきたんでしょう。でも魅力的に見える気持ちはすごくよく分かる。だってかっこいいもんね!個人的にNO.1シャラメはこの作品!忘れられないよ…

景色がとても綺麗だった!彼女が色んな家の前を歩いて、色んな人生の前を歩いてカットを割るシーンがお気に入り。フィルムっぽい色味がまた作品に味を出してた!!
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