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レディ・バードのゲルのレビュー・感想・評価

レディ・バード(2017年製作の映画)
3.9
くるくるとシーンが変わってテンポが速く、17歳のレディ・バードの若さや勢いがバシバシ伝わってくる作品だった。
グレタ・ガーウィグ監督主演の『フランシス・ハ』は痛すぎてそれほど好みではなかったけれど、この作品はこじらせ系とは異なる。
誰にでも訪れる、親離れのとき。
レディ・バードの父親が優しすぎて、厳しさ二倍にしなければならない母親がちょっと気の毒だった。
手紙を最後まで読みたかった。

失恋して友達と泣くシーンとプロムのシーンのかわいらしさ、そしてカイル役のティモシー・シャラメの憂いを帯びた美少年っぷりが特に印象に残った。
ラブなシーンでトップを死守しているのだけは興ざめだった。
胸が見たいわけではないけれど、撮影の角度でどうにかならなかったのか。
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