ゲルさんの映画レビュー・感想・評価

ゲル

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悪なき殺人(2019年製作の映画)

4.1

Filmarksオンライン試写会にて鑑賞。
ミシェル役のドゥニ・メノーシェは『ジュリアン』のお父さん役が記憶に新しい。
皆恋をしているところはさすがフランス映画という感じだけれど、特有の気だるさはなく
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ショック・ドゥ・フューチャー(2019年製作の映画)

2.3

音楽が生まれる瞬間は神聖である。
自分は音楽を作ることができないので、目の当たりにすると強くそう感じる。
その瞬間を疑似体験できるという意味では貴重な作品である。
特別にテクノ好きというわけではないけ
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マイ・ダディ(2021年製作の映画)

3.5

序盤では時間軸が2つあることにしばらく気付かなかった。
わざとそういう感じにしたのかもしれないけれど、主演のムロツヨシの髪の色くらいしか違いがないものだから……。
過去の話がまんま現代の雰囲気なのは違
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リスペクト(2021年製作の映画)

3.1

アレサの少女時代を演じた子役の歌唱力が高くて、出だしからハートを持って行かれた。
成長したらジェニファー・ハドソンで、聴き応え十分!
ただ、アレサの心情があまり詳細に描かれておらず、心の動き等がちょっ
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シュシュシュの娘(2021年製作の映画)

2.1

入江監督のセンスが理解できず、自分には合わなかった。
監督の心意気は買いたいけれど、内容はすごくすごくつまらなくてクスリとも笑えなかった。
これはギャグ?シュール?
よくわからない。
80年代風音楽を
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梅切らぬバカ(2021年製作の映画)

3.9

知らなかった。
塚地武雅は天才だったのか。
しかも、まさか泣かされるなど……。

あえてストレートに言うと、健常者が障害者を演じるには、大きなエネルギーと勇気が必要になると思う。
数年前、NHKのバリ
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劇場版 きのう何食べた?(2021年製作の映画)

3.6

こたつホースって埼玉にもあるんだ!
東北だけかと思っていた。

ドラマ版のファン向けの作品。
自分は、原作は少ししか読んでいないけれどドラマは全部観た。
原作者のよしながふみは人間の内面的な描写が非常
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fOUL(2021年製作の映画)

4.0

まったく知らないバンドだったけれど、とりあえず聴いてみようと思い立った。
ライブハウスに行った気分を味わえてとても満足した。
かれこれ2年行っていない。
音楽性も好きだと思えた。
インタビューなどのシ
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空白(2021年製作の映画)

4.1

素晴らしい作品だった。
『犬猿』に『BLUE/ブルー』に、吉田監督の人間描写の鋭さには大変驚かされる。
冒頭の事故のシーンはとても無惨で吐き気がしそうだった。
そこから重苦しいシーンがずっと続く。
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ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

3.2

90年代のサブカルが好きな人向け。
だんだんと時代が逆行していく構成で、それぞれの時代のヒット曲や流行りに彩られている。
眺めている分には退屈ではなかったけれど、四半世紀をも描いているわりに内容が薄い
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カナルタ 螺旋状の夢(2020年製作の映画)

3.7

シュアール族は伝統的な暮らしをしているが、洋服を着ている。
主に植物と木で作られた家の中にペットボトルがあったり、洋服がハンガーに掛けられていたりする。
ドルも使うようだ。
そして、けっこうよくしゃべ
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親愛なる君へ(2020年製作の映画)

3.7

懐かしさ漂うアジアなインテリアにほっとする。

ジエンイーの置かれている状況は一見めちゃくちゃだが、夫が亡くなっても献身的に姑を介護する嫁と思えば日本人には理解しやすい。
どの登場人物にも様々な側面が
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かそけきサンカヨウ(2021年製作の映画)

3.3

小さい子はいろいろ優遇されていいなぁ……。
反面、なんだかまだ陽が無理をしているようで、かわいそうで仕方なかった。
陽のことが気がかりでまったく泣けなかった。
決定的だったのは、予告編にもあった、陽が
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青葉家のテーブル(2021年製作の映画)

2.9

30分で飽きてしまった。
ドラマ版は観ていないが、もし観たらたぶん途中で断念してしまっただろう。
画面が明るすぎるし、何でも台詞で説明しようとしたり、変にコミカルにしようとしたり、ドラマの良くない部分
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草の響き(2021年製作の映画)

3.7

冒頭で一瞬『BLUE/ブルー』の続きかと思ってしまったが、まさかそんなはずはない。
夫婦のすれ違いを静かに繊細に描いている。
夜のシーンがそれほど多いわけではないけれど、作品のイメージは夜である。
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ONODA 一万夜を越えて(2021年製作の映画)

3.6

174分というなかなかのボリュームなうえ、常に精神的極限状態、究極のサバイバル。
MPをごっそり持っていかれるので、心して観るべし。
彼らの心境は、その場にいた彼らにしかわかり得ない。
簡単に共感など
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サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

3.6

タイトルだけの印象だと、メタルだからどれだけ騒々しい作品なのかと。
メタルから受けるイメージとは正反対の、繊細な感情表現が印象的。
キーンという耳鳴りの音が、時々聞こえる自分の耳鳴りと同じで、すごい再
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君は永遠にそいつらより若い(2021年製作の映画)

3.3

大学時代は、モラトリアムが公然と許された贅沢な時間である(学部による)。
バイトや飲み会に精を出したり、友達や彼氏彼女と語り合ったり。
そんな時間はもう遠い過去のこと……。
若くない自分には、居心地が
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達人 THE MASTER(2021年製作の映画)

2.2

横尾監督の夫婦仲が良いのは十分伝わった。
ただ、映画としてはそれだけでは物足りない。
観終わった後、これだけ何の感情もわいてこない作品も珍しい。
ちょっと下品、そして果てしなくくだらなかった。
コメデ
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由宇子の天秤(2020年製作の映画)

3.4

淡々と、すべてが最悪な方向へ進むストーリー。
序盤で、由宇子の父親が馴れ馴れしく女子生徒の肩に触れる行動に思わず眉をひそめたが、その後の展開に納得がいった。
由宇子はサバサバしているが、意外と頭が切れ
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トムボーイ(2011年製作の映画)

3.4

野に遊ぶ子供たちの姿が瑞々しい。
是枝裕和感があった。
『燃ゆる女の肖像』が良かったので期待したが、いろいろと気になることがあって、あまりストーリーに集中できないうちに終わってしまった。
児ポとか大丈
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テルマエ・ロマエII(2014年製作の映画)

3.5

大衆的な娯楽邦画。
以前にもテレビで観たことがあるが、何度も観るほどでもないと思いつつ、風呂好きなのでついつい観てしまう。
ストーリーがわかやすいし、笑いのセンスもなかなか良く、難しいことは何もない。
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沈黙のレジスタンス~ユダヤ孤児を救った芸術家~(2020年製作の映画)

4.8

ここ数年ヒトラーやナチスドイツの映画が数多く公開されている印象。
何本も観てきたが、この作品が最も素晴らしかった。
『少女ファニーと運命の旅』のような脱出劇を想像していたが、ストーリーの重さが全然違っ
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TOVE/トーベ(2020年製作の映画)

3.4

トーベ・ヤンソンに同性パートナーがいたのは有名な話だけれど、さすがに名前までは知らない。
あの人ではなかったのか……!
最後まで希望を持って観てしまい、拍子抜けした。
自分のように、トーベ本人に詳しく
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スターダスト(2020年製作の映画)

3.3

印象的な目、ひげの生え方、髪、歯並びなど、あの手この手でジョニー・フリンをデヴィッド・ボウイに寄せに行っている。
努力は認めるけれど、まったく似合っていないのがとてつもなく残念。
服も似合っていないも
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

3.8

アニメ版の総集編しか観ていないけれど、それでも十分楽しめた。
このストーリーは、誰でも泣いてしまうのではないだろうか。
そして、最後に流れてくるLiSAの『炎』の歌詞にも。
エンドロールも煉獄さん祭り
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.8

皆、喪失感を抱えて生きている。

原作未読だけれど、自分に酔ってる感や中二病感がよく出ていて、村上春樹の小説の雰囲気が見事に再現されていると感じた。
前半はベッドシーンが多くて気まずくなりかけ、長い演
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スザンヌ、16歳(2020年製作の映画)

3.0

スザンヌ・ランドン監督の若き才能が炸裂している。
この作品がすごく好きかと問われたらそうでもないけれど、フランス映画特有の気だるさがちゃんと(?)あって、そういった空気を表現できるのがすごいと思ったし
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名も無い日(2020年製作の映画)

3.2

冠婚葬祭は親戚が集まるから、何かと波乱が巻き起こりがち。
この作品はそういう感じではなく、静かに現実を映し出していた。
友人の子供にあんなことを言われたら、泣いてしまうだろうな。
誰かの心情を深く掘り
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僕たちは変わらない朝を迎える(2021年製作の映画)

3.4

雨のパレードの音楽がしっとりしていて、ムーラボとしては落ち着いている作品だけれど、やはり直井イズムをビシバシ感じる。 
真正面から向き合うと気恥ずかしい恋愛のあれこれ。
独身で恋愛に興味のある若い人向
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全員切腹(2021年製作の映画)

3.3

窪塚洋介と渋川清彦、対象的な格好良さの共演。
和とロックのインパクト大な音楽は今作でも健在!
ぜひ爆音の劇場で音楽の素晴らしさに触れてほしい。
ただ、狼蘇山三部作の中では最も退屈に感じてしまった。
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サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

3.3

自分は映画が好きだし、わりと話題になっている作品なので鑑賞したけれど、若々しいエモさが自分にはあまり合わなかった。
偏見かもしれないけれど、映画部(映研)には、どちらかといえば漫研や演劇部のようなオタ
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.0

女性と男性で感想に差異がありそう。
ぜひアッツアツのアベックに観てもらって、気まずくなってもらいたい(笑)
胸糞という意見もあるけれど、女性目線の作品だし、自分(女性)にとっては痛快だった。
根幹のテ
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子供はわかってあげない(2020年製作の映画)

4.0

原作未読。
沖田修一監督の作品では、横道世之介以来のヒット!
昨年の公開延期からずいぶん待ったかいがあった。
138分もあるのに長さが気にならずサクっと観られる爽やかな夏のお話。
中だるみも感じなかっ
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Summer of 85(2020年製作の映画)

3.7

80年代ファッションが可愛い。
レベッカのNOKKOも昔こんなファッションが似合っていて可愛かったなぁ。
ファッションだけでなく、ザラついた画質で表現された80年代夏の世界観にテンションが上がる。
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Billie ビリー(2019年製作の映画)

3.6

音楽ドキュメンタリーなのに、すごく悲しい物語。
好きなこともしたのだろうけれど、利用され、搾取されまくった人生。
当時とは貨幣価値も異なるであろうが、それにしても遺産の金額のあまりの低さに驚く。
ビリ
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