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レディ・バードのTOTのレビュー・感想・評価

レディ・バード(2017年製作の映画)
3.7
自称を捨てて生来の名前を受け入れるまでの17歳の1年は、背格好も趣味も似て一番近いのに遠い女性同士であった母と娘の距離がほんの少し近づく1年。
人生の起点と思える駆け足の季節を描いて正しく痛い。
‪作品の中も外も仲間の厚みが見えて、よく出来てるのに自然、グレタ・ガーウィグそのままみたいな監督デビュー作だった。
ルーカス・ヘッジズは悲しみを秘めた爽やか好青年、ティモシー・シャラメはいけ好かないモテ青年を演じて対称的な清々しさですね。
あと、パティ・ケイク$のあの子が出てて嬉しいサプライズ!!
‪パンフレットで各ライターさん批評家さんが「レディ・バードと二本立てで観るなら」と色んな作品を挙げててまた面白い。
私ならグザヴィエ・ドランの『マイ・マザー』で、併せて読むなら、よしながふみの『愛すべき娘たち』‬だなー。
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