ハマボーイ

レディ・バードのハマボーイのレビュー・感想・評価

レディ・バード(2017年製作の映画)
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最高!痛い青春大好き!
こじらせティーンの名作がまた一つ出ました。親との衝突、友人とのすれ違い、うまくいかない恋愛、夢にむかうトキメキ、死ぬほど恥ずかしい失態に、怖いものなんてなにもないあの危なっかしさ。
THE青春、全詰めでお届けしてます。

キャラもみんな強くてカラフル。その中でも主役レディバードが恋する2人の男の子たちが魅力的。ひとりは世界中で大フィーバーしてるティモシーくん。『君の名前で僕を呼んで』のときの何百倍もセクシーで色男(ただ早漏)こういう男にハマるとヤバイんだよね。っていう感じの。ぶん殴りたくなるけど、やっぱりかっこいいのが悔しいっていう。

もう1人は厳格なクリスチャンで育った好青年を演じるルーカスくん。すごく優しくていい子。ただ彼には秘密があって、その事に彼自身がものすごく葛藤して苦しんでいて。それを一瞬で理解したレディバードが、大丈夫大丈夫と抱きしめるシーンがかなり好き。切なくて可愛くて、本当にかけがえのない青春時代を覗いたような。

でもさ、結局こんなイケメンたちと付き合うレディバードって、こじらせ痛い系女子、じゃなくて、全然リア充タイプじゃん!ってツッコミたくなる(笑)
そう思うと、やっぱり『ゴーストワールド』のイーニドはかなりストイックなこじらせぶりだな、と改めて思う。
主演の子、こりゃ売れるな。売れてるのか?すごい魅力的だもん。
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