厨二病こじらせからオトナへ。グレタ・ガーウィクの自伝的回顧ということで、膨大な元ネタからポイントを摘まみとった話ということでやや散文的だがテーマは一貫してる。
ターニングポイントは、サクラメントの小論文を褒められたところかなと思う。好きじゃないのに、ものすごく関心をもっていたことを自覚する。
いまの自分、家族、学校、環境など全てが憎くて、ここから脱出したい、もっと上に行きたいと背伸びするのが青春。だから生きづらい。
けどいつしか、ありのままを受け入れられるようになり、人との比較でなく自分が好きなものを好きと言えるようになったとき、随分と楽になる。「ありがとう」で終わるのがその証。生まれて最初に教わる言葉なのに、それに気づくのは1番最後。