ロアー

メン&チキンのロアーのレビュー・感想・評価

メン&チキン(2015年製作の映画)
3.8
マッツ祭36作目✨

「悪党に粛正を」からの・・・というか、「マッツの渋みがおいしい季節」(まだ言ってる)からの「メン&チキン」を観るのは、単体で観るのと違って中々のチャレンジだったなと思いました😂でも何だろうこの故郷に戻ってきたような懐かしい感じ。
は?カンヌ男優賞?北欧の至宝?それがなんだって?自分にとってのマッツはこれだし、自分が撮りたいマッツはこれだけど何か?って、15年前からの何も変わらぬ余裕を感じるアナス・トマス・イェンセン監督&脚本のコメディ🤣

完全ATJの作品なので、今回もストーリーがぶっ飛んでるし変人だらけ。どこに着地するか予想もつかない展開に、これはいい話?いい話だよな?あれ?って確信が持てないまま謎の満足感を得るという相変わらずの独特の世界観。内容のブラックさもマッツの役柄も「フレッシュ・デリ」に近い感じ。

マッツ演じる兄弟の兄の方エリアスは、今回も偏屈で嫌なキャラだった(でもやっぱり途中からかわいく見えてくる)というかちょっと前まで「マッツが美し過ぎて15分ごとに見惚れる💕」とか言ってたのに、エリアスが「女の方から寄ってくる」とか言い出した時「は?それ絶対嘘やし、コイツ何言ってんの?」って本気で笑える不思議。鼻とか口とか髪型とか髭とか外見いじってたとして割とマッツみ残ってるのに😂
つまり、通常世界のマッツとATJ世界におけるマッツ、別世界のマッツが存在してるんだなってことで納得しました。
白いスポーツウェア着てバドミントンしてたり、白いスーツ着てチーズ運んでくるマッツとか、通常世界のマッツだったら「マッツが美しすぎて死んでしまう!」って叫んでそうなのにATJ界におけるマッツはもう全てが笑える。いちいち動きとかも変過ぎてかわいい😂
というか「スッテ~ン」とか漫画的な擬音が聞こえてきそうな倒れ方がうますぎるんだけど、多分スタントじゃないよね。すげぇよマッツ、ギャク的倒れ方さえお手本のように美しいフォームだよ‼️そもそも金ダライとか天丼的な笑いってデンマークにもあったんだという驚き😂(デンマークのドリフか)

剥製は凶器、豚チキン、老婆にもフラれるマッツ。この謎のキーワードに興味もってもっとATJの異様な世界観のファン増えよ‼️(アダムズ・アップルもうすぐ公開だから観て🍎😂)
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