前半は良くも悪くも日本の昭和の刑事ドラマ的なノスタルジックな感じ。「あぶない刑事」的なノリと刑事のハチャメチャぶりは懐かしすぎて逆に新しい。主人公が一人で悪党をバッタバッタと倒す様や、同僚や上司と仲間らしいおふざけぶりも昭和っぽい。
大企業のスポイルされたお坊ちゃんが悪党という設定や、その悪党に追い込まれた貧しい善人のために組織に逆らってまで尽くす主人公の姿もコテコテで既視感ありまくり。
というわけで前半はおちゃらけコテコテ刑事ドラマで懐かしさと既視感を感じながら我慢してみていたという感じだったが、主人公とそのチームが悪党を追い込み始めてからの怒涛の展開がスタートしてからは目が離せないくらい夢中になった。
激しい格闘、派手なカーチェイス、勧善懲悪による爽快感などで非常に満足。近々、続編が劇場公開されるので軽い気持ちで本作を鑑賞したが、続編は劇場で観ようかな、という気持ちになるくらいは面白かった。