FRANCIS

ラブ・アゲインのFRANCISのレビュー・感想・評価

ラブ・アゲイン(2011年製作の映画)
4.1
スティーブ・カレル、ケヴィン・ベーコン、ジュリアン・ムーア、マリサ・トメイ豪華共演作でありライアン・ゴズリング&エマ・ストーンの初共演作。

「40歳のダメ男」、スティーブ・カレル演じるキャルがライアン・ゴズリング演じるジェイコブの手ほどきを受けイケオジへと変貌を遂げる前半の面白さは、数あるロマコメの中でも格別の輝きを放つ。

一転、後半はキャルの周りの人間関係が縺れ合い周りの知人同士が狭い世界での愛の連鎖へと結びついていることが明らかになっていくパートは前半のロマコメを踏襲していて面白いが、家族の愛を取り戻そうとするキャルと息子の暖かいホームドラマへと移行していく展開にかけてのやや唐突な感じは否めない。

ラスト、結ばれた二つの恋と対照にキャルの息子の淡い失恋(相手のベビーシッターが決して美人では無いが純朴なのも良い)が少しビターな余韻も感じさせて良い。

エマ・ストーンとライアン・ゴズリングの息の合った共演は初回からだということを改めて感じる映画でもあった。
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