こわいお兄さんたちに追い込みを掛けられる姿に、観る者も追い込まれる映画。
富士宮の不良ヒエラルキーの中で、弱い4人が生きていく物語。
いや、物語としては観られなかったかな。怖さが強烈で。
音楽の使い方が面白かったです。そこでバグパイプ?そこでフラメンコギター?面白いんですが、画にしっかりハマっています。ふざけているのかもしれませんが、スゴくいいんです。
見逃し続けていましたが、やっと観られました。
正直に書くと、後半は飽きました。弱いヤツらが追い込まれる前半はヤられる側に立ってドッキドキしましたが、そこがピークでした。そこの緊張感がスゴすぎて、そこを過ぎたら、もう驚きも何も感じなくなってしまいました。
観る視点が違ったのでしょうか。
ただ、他の映画では感じたことがないものを感じました。映画という手法を借りた別モノのような気もします。飽きたとか書いておいてナンですが、この監督の新作が上映されたら観に行くと思います。