GOROTUKI

犬に名前をつける日のGOROTUKIのレビュー・感想・評価

犬に名前をつける日(2015年製作の映画)
4.1
アメリカ
ニューヨークのブロンクスにある
動物園で猛獣の檻に並んで
こんな檻が「世界で最も危険な動物」
説明「24時間ごとに19万匹の割合で増えているこの動物は他の動物を絶滅させたことのある唯一の動物です。この動物は今では地上の動物を絶滅させてしまう力を手に入れました」
その檻の中には鏡が入っていると言う...アイロニー!^_^;
だが本作を観賞後あながち間違いではない!と思い知らされました。
平成25年度の犬猫の殺処分数合計は
138,268頭。
その殺処分所に来る犬猫は
捨てられたから
飼えなくなったから
新しい犬を買ったから
全て人間のエゴで殺処分されているのです
そして
悪質ブリーダーが
経営難になり大量に持ってくるそうです
悪質ブリーダーは白いダックスフンドを
産ませる為に近親相姦を3〜4回も行い
片目が見えない犬になっていたり
耳が聞こえない障害犬が産まれたら
殺処分所に持ってくるのだそうです!
しかも子宮が酷い状態の雌犬が!(-_-。)(涙)
そんな殺処分所に来る
犬猫の命を救う団体がある
「ちばわん」と
「犬猫みなしご救援隊」である
殺処分される犬猫の
新しい飼い主さんを探しだし
一匹でも命を守ろうとする団体
本当に頭が下がりました。
殺処分所から救われた犬が
新たな飼い主さんの家に入った瞬間!
本当に犬が安堵の表情になるのです!
これは活字では伝わらない
映像の力だと思いました!

映画の構成も素晴らしく
小林聡美さんに
監督自身を投影させ
ドキュメンタリーと劇映画のバランスが
取れていた作品でありました。

私自身観賞後
なにか解決案はないものか?と調べました
そこで素晴らしかったのが
殺処分0の国ドイツでした
動物と人間の共存が実現できる法律です!
↓サイトをご覧ください
http://www.alive-net.net/law/wadai/Germany1.html

本作を観ての感想
日本は先進国ですが
犬猫法律は発展途上国です!キッパリ!
GOROTUKI

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