童話「マッチ売りの少女」をディズニーが映像化。ライオンキングを手掛けたロジャー・アラーズ氏の作品です。
物語自体は皆さんご存じの展開で、最後は凍死して終わってしまうのですが本作の特徴はせりふなしで音と映像だけで表現している点でしょう。
第79回アカデミー賞短編アニメーション賞にノミネートしているだけあり、非常に滑らかなアニメーションで、雑踏や馬の動きなど普通ならおざなりになりそうなところもぬるぬると動きます。
音楽の使い方も良く、「夜想曲」に合わせて悲壮感が漂いながらもどこか美しい調べになっています。
総じて7分間でセリフなく、音楽と映像だけで表現する当たりはさすがのディズニーといった感じです。CG全盛期になり、最近では観ることの難しいアニメーションでの作画も見逃せません。是非ご鑑賞下さい。