おかだ

マッチ売りの少女のおかだのレビュー・感想・評価

マッチ売りの少女(2006年製作の映画)
4.0
個人的にディズニーで一番好きなファンタジアのアヴェ・マリアに勝るとも劣らない作品だと思う。
彩度を落とした色使い、街並み、表情などすべての要素が我々を物語に没入させている。

また、扱うテーマも素晴らしい。
人生の儚さ、人のぬくもりを7分間の中でしっかりと表現している。
ディズニーらしいハッピーエンドで締めずに、妥協無く切なさや悲しさを描いた監督に拍手を送りたい。

あまり泣かない自分が、この作品を初めて観たときに涙を流したのを今でも覚えているし、改めて観ても胸の奥が締め付けられる感覚に陥った。
おかだ

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