Hobbs

ハーバー・クライシス 都市壊滅のHobbsのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます




ハーバーシティのクライシスはまだ終わってはいなかった。今度は都市壊滅!

前回体を張ってハイジャック事件を見事に解決し一躍有名人となったハーバーシティのあばれる君ことウーインション刑事がおなじみのあのカッコいい音楽と共に帰ってきた。
帰ってきて早々またもやあばれる君はのっけから高速道路で謎の武装集団と派手にカーチェイス‼︎からの新たなテロ事件の幕が上がるという、他の映画なら30分くらい時間をかけてダラダラやる流れをハーバークライシス2は映画開始から10分で片付けてしまうハイスピードな仕事っぷり。


謎の武装集団の正体は夜行者と書いてナイトウォーカーと読む秘密暗殺部隊。
厨二っぽい痛い名前に新世界の神になる痛い目標を掲げたKITIGAIの集団で、人間爆弾で街をあちこち爆破、電磁パルスで飛行機を落としまくり、殺人ウイルスでトドメをさそうとサブタイの通り徹底的に都市壊滅を実行する血も涙も人情もないジェノサイド厨二たちで、こんな狂人の集まりを相手にあばれる君が新たな相棒と共に立ち向かうのが主なストーリー。


思っていた以上に話が前作からの続きになっているので第1作目であるハーバークライシス湾岸危機は観ておいた方が良いでしょう。
またしてもハーバーシティがテロの標的になりますが、今度はデストロイが度を越し過ぎ!攻撃範囲が広過ぎて主人公たち都市壊滅全然防げません。
警察官から一般人まで無関係者を全殺しにする容赦ないハードコア展開へと突き進むハーバークライシス2。
あばれる君の相棒が前のポンコツヤクザからモデル体型の頭脳派イケメンに変更。ポンコツヤクザもチョロっと絡んでくるけどどうやら「相棒」とか「ミナミの帝王」とかと一緒で、新作ごとに相方がコロコロ変わるシステムのようです。

新しい相棒はイケメンで背が高くて頭が良いのに生活用具一式を車に積め込んで車中泊している変わり者で、イケメンで背が高くて頭が良いのに基本頭脳プレー以外は割と役に立っておらず、あばれる君のピンチを救うと「俺が必要だろ?」といちいち相棒アピールしてくるところが愛しいくらいウザい。

アクションが格段に進化‼︎
もうハリウッドや韓国と互角に戦えるレベルです。日本じゃとても追いつけない所まで台湾は先を行っています。
堪らなかったのは1人だけ超人血清を注射したような動きをする名前不明のミニスカ巨乳キリングお姉さん。
このお姉さん、見た目もエグいけどアクションもエグい。弾丸をサクサクと避けしなやかな美脚で蹴って蹴ってまた蹴って美しくぶっ飛ばすお姉さん。ただのご褒美じゃないか!

あと忘れてはいけないのが影の功労者と言っても良い特殊部隊隊員のあの人。
異様に強くて、大ダメージを負っても次の日にはほぼ回復してるウルヴァリン並みの再生能力を持ち、ミサイルのパスワードも気合いで解除してしまうエクストリームタフガイで、あばれる君たちと最後まで絡む事なくずっと孤軍奮闘。
彼がいなかったら都市壊滅したまま映画は終了していたでしょう。
笑いと涙とイケメンと理不尽な大量殺戮がたっぷりと詰まり込んだ台湾の映画が観たくなったら、いつでもハーバークライシス2部作にお立ち寄りください。
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