Clara

ソーセージ・パーティーのClaraのレビュー・感想・評価

ソーセージ・パーティー(2016年製作の映画)
3.0
公開当初から気にはなっていたものの、下ネタ全開アニメということで(笑)劇場に足を運ばなかった。そしてオンライン視聴して驚いた…本当に全開だったー!!!笑
これR15指定でいいのかな…欧米ならともかく、日本で…アニメだからか?笑 まぁ、いいや!

舞台は、独立記念日のスーパーマーケット。ここで陳列されている食品たちは、外の世界は天国だと思い込み、人間に買ってもらうのを心待ちにしている。ところが、実際は残酷な世界だということを知ってしまったソーセージのフランクが、仲間たちを救おうと立ち上がる。

下ネタ度は、作品の始めと終盤が高め。特に終盤は、最高潮を迎えます。笑
でもね、感心しちゃうのよ。この視点に。独立記念日・下ネタ・食品達の目線で見た世界が、見事にシンクロ…もはや感激。笑 LGBTも登場させてフェアなつくりにもなっている。

真実を知った食品たちにとって、神だと思っていた人間は敵。だからなのか、出てくる人間はろくでもなくて、神とは程遠い印象なところも可笑しい。
個人的には、ブレンダ(バン)のキャラがよかったなぁと。喋り方が絶妙!
一人のヒーローがいて、それを支える仲間がいて、一度は失敗をするものの周囲を鼓舞して立て直し、一致団結して闘うという王道構成ではあるものの、アイディアと話の落としどころの良さが相まって、思っていたより楽しめた。
映像もポップで、特にエンドロールが素敵だった。物語のエンディングをうまくキャスト紹介につなげているあたりも技あり。

最後にまとめるとすれば…食べ物を粗末にせず、大切に、感謝していただきましょう!
Clara

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