こばまさ

デビルズ・メタルのこばまさのレビュー・感想・評価

デビルズ・メタル(2015年製作の映画)
3.0
メタル熱が冷めないので、もう少し掘り下げて観てみよう🤘🏼
しかし、完全にジャケとタイトルで選んだら、とんでもない目に遭いました。


-家庭の事情で田舎町に引っ越して来た、冴えない少年ブロディ。
新しい学校にも馴染めずにいた時、レコードショップで偶然出会ったザックとヘビメタを通じて親しくなり、バンドを結成する事になる。
ある日、敬愛するメタルスターの隠れ家を発見したブロディとザックはその家に忍び込み、レコードを盗もうとする。
その中には奇妙な楽譜が入っており、興味本位で演奏してみる事に。
しかしそれは、古代の邪悪な悪魔を呼び出す禁断の楽譜だったのだ-

“デスメタル×死霊のはらわた”


思ってたのと違った…
もっと青春!音楽!恋愛!ものだと思ったら、めちゃくちゃスプラッターじゃん…
もちろん嫌いじゃないけど、そっちと思ってなかったから肩透かし食らったよ。

前半30分はあらすじに書いた様に、冴えないブロディがザックと出会った事でバンドを組み、クラスメイトの可愛い女の子を振り向かせようと頑張る、までは王道のパターン。
ただ、例の禁断の楽譜を演奏し、町中の人々が呪われだした辺りからは完全にゾンビ映画。

とにかく吐血の量がハンパない。
マーライオンの如く吐き続けるその描写は、明らかに死霊のはらわた。

たぶん、メタルをよく知らない人からすると『目指せメタルロード』とコレがどう違うのか分からないだろうが、全く違うのよ。
やってる事はほぼ一緒なんだけど、こっちは音楽ものと呼べるクオリティではない。
やっぱり、音楽を監修する人の力量なのか、そもそも好みじゃないグラインドコアだからなのか、バンド演奏シーンもBGMも刺さらない。

あと、この手の作品に必ず入れてくるお決まりの下ネタも、あんまり合わなかった。
てか、主人公・ブロディのキャラもあんまり好きじゃないし、ザックのキャラも好きじゃない。
唯一好きだったのはヒロインのキャラぐらいか。

おそらく、最初からホラー映画を観るつもりで観たら気分も違ったんだろうけど、音楽ものとして期待したのが間違いだった。

ただ、フィルマの平均スコアはやたら高いので、ワタシのレビューは少数派だと思いたい。

どうやら、続編の制作が決定してるみたいなので、一応頭の片隅に置いておこう。
こばまさ

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