8888

ブルーに生まれついての8888のレビュー・感想・評価

ブルーに生まれついて(2015年製作の映画)
4.6
最初はイーサンホークがチェットベイカーやるのかーと思っていたが、その違和感は最初だけだった。彼の傲慢さや歪さがよく伝わってきた。
彼がどれだけ嘘をついても、どんなに気に食わないことをしていても、ヤク中でも彼の楽器への愛だけは変わらない。それだけが一貫していた。何があっても演奏をしたい。それでもやっぱり誰かの支えは必要で一人では生きていけない。チェットのとてもチグハグな内面が見えてきて辛かった。
彼こそジャズミュージシャン。彼にしか出せない音がある。そう感じた映画だった。
8888

8888