バイバイは必要なセレモニーなのかもしれないと、ジャックに教わった気がする。
小さかったあの頃見えていたものは、しばし私達の記憶に蘇って当時と同じような気持ちにさせるけれど、大人になって眺めるとそれは記憶の中のものと明らかに変わったものだと感じることができるのだろう。
あの時の自分を抱きしめて、良くやったと褒めること。
そして今の私は大きくなって、力もついて対処能力もある大人だということを確と思い出すこと。
小さい私達はもう戦わなくていいのだ。
未来を歩いた軌跡が、私達を支えてくれる。
どんな過去も、糧に換えていける。
どんな過去も。
どんな人も。
そう信じたいと改めて思う映画でした。