この映画のストーリーを初めに観た時、世界仰天ニュースとかで出てきそうな題材だな。なんて。軽く思って観てしまった。
でもああいうのは、脱出するまで、救出されたところでお話が終わっちゃうからさ、ハッピーエンド!良かったね!ってなるんだけど。実際はそこで終わりなわけじゃないよね。このお話はフィクションだけど、そういうことを教えてくれた。でも、感情移入が出来ない。わからない。悲しい、苦しい、観てわかるけど、本当にそれって興味本位のものだ。そういうことでいうと、映画としてのピークはやっぱり救出のくだりかな。婦警さん、素敵。かっこいい。
ジャックのナレーターの部分はすごく美しく見えるんだけど美しくなんかない。本当は灰色の世界。
”ルーム”に帰った時、すごく狭かった。考えただけで息が詰まる。
ちなみに。
おんなじ題材をグザヴィエドランが撮ったらすごく面白い映像になりそうだな、なんて思っちゃった。なんか、ピアノの音楽の感じとかがmommyに似てたんだよね。カナダだからか、雰囲気も似てたしね。