このレビューはネタバレを含みます
とりあえず、息子がほしくなる。
監禁された部屋でジャックを出産。
5歳になった息子に本物の世界を見せるために一念発起し、脱出を試みる。泣きながら怯えるジャックを説得するママ。
あれが1番辛かっただろうな…失敗したしたら殺さねかねない状況へ最愛の息子を送るわけで…
そんな危険を犯して辿り着いた本物の世界。
自由で人間らしい生活を手に入れても、ジャックはあの部屋に戻りたがる。あの部屋では片時もママが離れずそばにいたから。
子どもの頃に感じてた、未知の世界が恐怖だったことや、親の存在が全てだったこと、物に生命が宿っているかのように愛おしんだりしたこと。そんな記憶を引っ張り出しては、ジャックの純真さに泣けてくる。
7年ぶりに生還したジョイにインタビュアーが放った一言から、トラウマスイッチが入ったかのように壊れるジョイ。それを救えるのもやはり息子。
世界はいい事ばかりじゃない。
だからこそ、家族仲良く幸せに暮したいものです。