このレビューはネタバレを含みます
“でもママだよ”
“ママも部屋とバイバイしてよ”
女性インタビュアーの無神経さに憤りを感じる。
希望を感じられるようなラストですが
様々な事をしっかり認識するようになってからが
物凄く心配になる。
過去に自分が置かれていた状況
目の前で繰り返されていた事の意味を
明確に理解した時
ジャックの精神的な苦痛や異常が
新たに起きるかもしれない。
解放されて冷静な判断が着くようになってから
張り詰めていた糸がきれたように
母親の心も悲鳴をあげていた。
過去になったようで
心の奥の傷はまだ顔すら出してないかもしれない。
周りが過去の出来事と思っていても
自分でも過去の悲劇と思っていても
その悲劇はまだ始まりに過ぎないかもしれない。
時間とともに心は治癒されていくけれど
時間をかけて心が蝕まれていくこともある。
苦しみのピークがいつくるかは
誰にも分からない。
測りしれない。