このレビューはネタバレを含みます
狭い部屋しか知らなかった5歳のジャック。
監禁されてたことを肯定するわけではまったくないけど、
シンプルに、外の世界に出ればすべてが幸せになるというわけじゃなかった。
5歳のジャックにとって、本当に幸せなのはどっちだったのか、、少し考えてしまう。
広くて部屋がいっぱいある綺麗な家が正しいのか、子どもはレゴで遊ぶのが正しいのか、男の子は髪を短く切るのが正しいのか、
外に出た途端、急にそれらが要求されて「へや」にいた無邪気さを失っていくジャック。
こうあるべき、これが幸せ、という
常識に囚われた行動。それって本当に正しいの?と疑ってしまう。
自分にとって当たり前の世界が、
今ある常識が、すべて正しいのか、
ぎくっとした。