8bit

ガールズ&パンツァー 劇場版の8bitのレビュー・感想・評価

5.0
やっと観れた!

事前準備としてTVシリーズ全12話プラス「アンツィオ戦」を観賞し、好きなキャラもできた(西住姉と生徒会長、あとアンチョビかな)。
TVシリーズとはケタ違いの砲撃音や衝撃音、爆撃音の凄まじさにまず度肝を抜かれました。地響きのような音響はとにかく圧巻。
アクションのバリエーションの豊かさにも驚愕。「縦横無尽」という言葉がこれほど似合うバトルシーンはないでしょう。
なんといっても白眉はラストバトル。女子+戦車というだけで既に荒唐無稽なのに、そこに遊園地というさらに似つかわしくない光景が混じって、とにかく凄いことになってます。
しかもその特殊な舞台をとことん活かしまくってるのが素晴らしいです。
確かに劇場版だけ観ても楽しめる映画ではありますが、TVシリーズおよびOVAを観ておくと、キャラへの入れ込み具合が全然違います。
いままでのライバルが大挙して大洗女子に転入し、ドリームチームが誕生するところなんか、にわかの私ですら感涙ものでした。
そしてクライマックス。一切の台詞を排して描き切った、西住姉妹のティーガー&Ⅳ号戦車D型vs島田センチュリオン戦の高揚感たるや!

あと、なんでか解らないけれど観ているうちに戦車も砲弾も爆発も女の子たちも全部本物に見えてくるんですよ。
まるで実写映画を観ているような感覚になりました。2Dなのに3Dのように感じられる場面も多数。
不思議な映画体験だったな~。

とにかく映像と音響の迫力、アニメーションとしての気持ちよさは屈指。
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