モスマンは実在する

激突!合気道のモスマンは実在するのレビュー・感想・評価

激突!合気道(1975年製作の映画)
4.5
竜安寺石庭にてビジョンを受けるシーンの盛り上がりようといったらない。「型、なし…」「声、なし…」「構え、なし…」。これらの啓示が降りる描写こそ、植芝盛平の人生の宗教的側面を象徴している。植芝は出口王仁三郎とともに、1924年にモンゴルへ宗教国家設立のため旅立って逮捕されたりしている。こういう魅力的エピソードが欠けているのは残念だけど、スケールの都合上仕方ないかなあ…。観ていて自分も合気道やってみたいな〜などと思わされたので、良い合気道PR映画でもある。